うさぎのケーキ、かめのケーキ

菓子業界に生息する「うさぎ」と「かめ」が、お菓子のブログを始めました。“裏”話系のネタでお送りします。

アンケート
宜しければお答えください。あなた様は?
プロのパティシエ
パティシエの卵(専門学生など)
食べる専門のケーキフリーク
ホームパティシエ(ケーキ作りが趣味)
その他

大変ご無沙汰しております。うさぎでございます。
かめさんに、是非このネタを書いてくれという要望がありましたので、
ちょっと書きたいと思います。
※特にプロの方は、参考になさってください。

最近、お菓子屋さんが標的になる「取り込み詐欺」が増えております。

「取り込み詐欺」というと、大抵はパソコンや機械的な商品(賞味期限がない)
を思い浮かべると思いますが、一見普通の取引に思えるほど
より巧妙な、悪質な手口が増えています。

その手口とは・・・

ある日突然、電話等でお菓子を一箱取り寄せます。
その後、一回は期日までに代金を振り込み安心させて
『以前にヒトから貰っておいしかったので、ウチの会社でお得意様
に配ったりする進物に使いたい。』等の内容で、電話が来ます。

そして「月末〆で 支払いは翌月末でできないか?」と交渉してきます。
※その時に会社情報(資本金、代表者、取引業者一覧等)を頼んでもいないのに
 FAX等で送りつけ、信用させます。

最初は一回の注文が2万〜4万円程度で始まり、だんだん量が増えていきます。

種明かしはこうです。企業相手の悪質金融会社が潰れかかった会社に融資して
追い込み、タダ同然で会社を手に入れます。その会社は詐欺グループの手に渡り、
代表者を替えて‘取り込み詐欺会社’に生まれ変わります。

そして3ヶ月くらいの間にあらゆる方面から商品を送らせます。
少しづつ数を増やし、最後の月には数倍の量になり、あれ?と思った時には手遅れで、
支払日になっても一向に支払われず、連絡を取っても繋がらない。

やがて正規の弁護士事務所から「破綻しました」という書類が着て終了。(この場合、弁護士事務所は仲間ではありません。依頼が来た仕事をしただけです。)

警察に行っても「民事は関与せず」で、明らかな詐欺行為が証明されない限り、
ただの会社倒産で済まされます。まれに摘発されるようですが、
かなりの被害者同士の努力と連携、さらなる出費(調査費)が掛かるため
泣き寝入りがほとんどのようです。
(破綻処理がされた場合は、ほぼ完全犯罪です。)

事前に調べても、その会社の事務所は存在し、電話をかけても繋がります。
(大抵は電話代行業者が受け、折り返し担当者から電話が来ます。)
会社の登記を調べても、以前はまともな会社だったので見抜くことは難しく
ネットで調べても、全く情報は見つからないわけです。

当然「お菓子なんて騙し取っても得なのか?」という疑問が残りますが
その答えは、主にディスカウントストアやパチンコ業界の景品等で安く売りさばかれるようです。
元では掛かっていないので(全額儲けなのですから)安く叩けば買い手はいくらでも出てきます。

不景気につけ込んで、多少のリスク承知で被害に遭ってしまう
パターンが多いようです。

皆様、うまい話には気をつけましょう。。

※用心しすぎて、「せっかくの良い話がダメになった」という苦情はご勘弁を。
あくまでご自身で判断をお願いします。。
 
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