うさぎのケーキ、かめのケーキ

菓子業界に生息する「うさぎ」と「かめ」が、お菓子のブログを始めました。“裏”話系のネタでお送りします。

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その他

「シュークリームを食べたらクリームに黒い粒々のゴミが入っていた。」
という苦情がお店に寄せられた、なんて話しは昔のこと。
スウィーツという新語が生まれた今の時代は
「クリームのバニラビーンズが前より少ない!」
なんて言われる時代になってきました。

お菓子通の方にはよく知られていることですが、
今から3年半前に、マダガスカル島で大きな台風の被害がありました。
それで世界のシェアをほとんど占めているマダガスカル産バニラが全滅したのです。
(バニラはユリ科の植物で、一度苗が駄目になると数年は駄目なんだそうです。)

10年前に1kg8000円くらいだったバニラ棒が最近では
1kg7万円以上にまで高騰しました。(月1500円位ずつ値上がりした計算です)
これにはコ○コーラがバニラ味のコーラを出したのも値上がりの一因とされています。

そのマダガスカル産のバニラ出荷量は、災害4年目を迎えて大幅に増えるそうです。
15年度500−550トン(従来は平均1,200−1,500トン)だったのが
現時点での生産見込みは約1,200-1,300トンなんだそうです。

しかし、出荷量が従来の頃に近づいているのに、価格はなかなか下がらないそうです。
要因としては
・アメリカ(約4割の消費国)の大量購入の継続
・全世界の消費量の増加傾向の継続
・マダガスカル政府とアメリカの大量購入業者による価格下落に対する買い支え
すでにバニラビーンズは、先物取引の重要な商品にもなっているようです。
またウガンダ、インド、パプアニューギニアといった新しい生産国の生産量の
増加が世界市場に加わっていく流れにあるそうですが、品質がマダガスカル、
ブルボンなどの品質に達しないものが多いそうです。

今ではお菓子には欠かせなくなったバニラビーンズも、ちょっと前までは日本国内消費量の一番はタバコのフィルターだったという話はご存じでしたか?